インタビュアー伊藤が、
話題の人にインタビューしていきます。
今回は、占い師の新堂未來さんに
インタビューさせていただきました。
きっかけは、友人Y(タレント)に
新堂さんのことを聞いてから、
なんと予約が10ヶ月待ちの
占い師さんということでいつかインタビューしたい!
と思っていたことが叶ったのでした。
表参道ヒルズの裏にある
小さなサロンに心躍らせながら、お邪魔しました。
伊藤 | 今日は占い師の方にインタビューさせていただけるということで、とても楽しみに来ました。(笑) よろしくお願いします。 |
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新堂 | こちらこそ、楽しみにしていました! よろしくお願いします。 遠いところわざわざ来て頂いて、ありがとうございます。 |
伊藤 | 早速ですが、お会いしてプロフィール写真と雰囲気が違いますね。(笑) もしかして新堂さんってすごくお若い方ですか? |
新堂 | ははは、よく言われます(笑) ホームページのプロフィール写真を気合を入れて撮ったので、すごい貫禄がでてしまいました。 当日お会いすると私と気づかずに受け付けの人だと勘違いされていて、 名前を名乗って挨拶をするとびっくりされる方も多いです。(笑) 実は驚かれるのも楽しいです。 |
伊藤 | (笑) なるほど。占い師さんの中ではお若い方ですね。 |
新堂 | そうですね、占い師の中では若い方かもしれません。 |
伊藤 | よく聞かれるかもしれませんが、占い師になったきかっけはどんなことだったんでしょうか? |
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新堂 | 人を占い始めたのは13歳くらいですね。 中学の時大きな怪我をしたこともきっかけで、そのあたりから人を占う機会が増えまして、 占って「当たってる」 「この前に占ってもらったとおりになったよ」といわれる事が嬉しくて、 占うのがすごく好きでしたね。 なんだか褒められているようで嬉しかったです。 |
伊藤 | 中学というと13歳くらいですね。 |
新堂 | そうですね。 タロットカードもそのころから使っていました。 勘が強くなったのもこのあたりからですね。 その時の友人の一人に「占い師になればいいのに」って言われたことは今でも覚えています。 |
伊藤 | なるほど、では占い暦は長いですね。 20年くらいでしょうか? |
新堂 | そうですね。 |
伊藤 | 相談者の方はどんな方が多いですか? |
新堂 | 一番多いのは、20代後半~30代後半の女性です。 続いて40代の方、50代の方もたくさん来られます。 ご紹介で来られる方が多いですが、初めて来られる方も半分くらいです。 ほとんどが女性の方で男性は全体の2%ほどでしょうか。 |
伊藤 | ちなみに現在は一日にどれぐらいの相談者の方をみますか? |
新堂 | 一日に4名様限定です。 その人数が一日に集中して鑑定できるベストなんです。 無理すれば6人ほど鑑定できるかもしれませんが、 占いはすごく集中力が必要なので無理に人数を増やすと鑑定の質が下がってしまうので、 一日に鑑定する人は今の人数でちょうどいいですね。 |
伊藤 | そうですか。 いろんな相談を受けて疲れませんか? 大変そうですが・・・ |
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新堂 | その質問は実は、お客様から聞かれる事も多いんですが、それが全然疲れないんですよ。 占うことが自体がすごく好きなのと一日のペース(一日4名様)を崩さないからなんだと思います。 占うのは本当に楽しくて好きですね。 |
伊藤 | 疲れないという答えが結構、意外でした。 |
新堂 | 調子がいいときは本当はもっと占いたいですが、 やはりペースは崩さないほうがよいと思うのでこのペースで続けて行きたいと思っています。 |
伊藤 | どれくらいの周期で皆さん来られますか? |
新堂 | 一ヶ月に一回ご予約を取られて来られるかたもおられますし、 半年に一度来られる方も、一年に一回来られる方など、お悩みや人によって様々ですね。 |
伊藤 | どんなときにやりがいを感じますか? |
新堂 | 鑑定が終わって「すごく楽になれました」「すっきりしました」「面白かったです」と 言っていただけるときですね。 あと、鑑定後に嬉しい報告を送って頂いたときです。 現在も送っていただいたご感想が、100件を超えました。 |
伊藤 | 100件超えてるってすごいですね。 |
新堂 | すべて実際に送って頂いたもので100件を超えたときは、素晴らしく嬉しかったです。 役に立った、喜んでもらえたことが分かると、すごい充実感を感じます。 |
伊藤 | 確かに、それはやりがいを感じられそうですね。 |
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新堂 | わざわざ文章でこちらに送っていただいた、やさしい気持ちにも癒されます。 文章でわざわざ送ってくださるってすごく手間がかかりますし、なんて優しい人なんだろうと思います。 一生懸命占ったことがすごく救われた気持ちになります。 |
伊藤 | これは個人的な質問に近いんですが、占いってどういうときに受けるのがいいでしょうか? |
新堂 | 基本的には自分の性格や運命に対する好奇心から、気軽に受けて頂いて大丈夫です。 あとは占いを受けるのにいいときは、自分がこのままでいいのかと立ち止まった時などが いいと思います。自分が今どんな状態にいるか、これからどんな選択をしていくのが いいのかということが整理できるからです。 |
伊藤 | 確かにそういうときはアドバイスがもらえるとだいぶ楽になりそうですね。 |
新堂 | そうなんです。 みんな苦しいときほど「弱音を吐いてはいけない」と思い込んでいる部分もあります。 相談すると大体の人が「すっきりしました」といわれる方が多いです。 自分の本質を知るためのひとつの見方として占いを活用すると、 今後の見通しがたちやすく楽になれます。 性格などあまりに細かく分かるのでびっくりされる方もいらっしゃいます。 ご希望であれば前世やオーラもみることができますので、お伝えします。 |
伊藤 | 自分のことを占ってもらうのって興味あります。 |
新堂 | そうですよね。誰にとっても自分自身の事を知りたいというのは、一番興味あることだと思うんです。 鑑定後に「面白かったです」というご感想が多いのも、自分のことを知る事がすごく興味深くて面白かった、ということだと思うんです。 あと、自分のいいところに気付いていない人も多いので、ぜひ機会があれば気軽に受けてみてほしいですね。 |
伊藤 | 占いをよく生かすポイントなどはありますか? |
新堂 | 誰においてもそうですが、自分から見る自分の性格は多面的で どれが本当の自分かよく分からないものだと思うんです。 その本質の位置づけを知る手助けができるものの一つが占いであって、 それをもとにもう一度自分の事を見直せると答えが出やすくなります。 お互いが自立した心地よい関係が、占い師と付き合う健全なバランスです。 |
伊藤 | なるほど、占い師さんに見てもらうのってすごく緊張するので、そういってもらえると、 かなり気持ちが軽くなります。 ちなみに、もう一つ気になることがあるんですが、運命って決まっているんですか? |
新堂 | 運命には2種類あって「決まっている運命」と「決まっていない運命」があります。 決まっている運命は、その人が生まれた時から持っている「魂の方向性」(このために生まれてきた) 「それを達成するための性格」と「大切な運命のタイミング」の3つはある程度決まっていて、 あまり変わりません。ですが、意外にもそれ以外は常に変わりやすい、決まっていない運命です。 |
伊藤 | なんだか、とっても神秘的ですね。 |
新堂 | そうでしょ(笑) 決まっている運命が「もともとあるもの」です。これは、かなり細かくわかります。 決まっていない運命は、実はたくさんあって、 そういうときにタロットカードやインスピレーションの力を借りるんです。 |
伊藤 | おお!タロットカード! |
新堂 | 未来のことで私の方でも観える事もありますが タロットカードを引く事でより鮮明に相談者の方と一緒に観る事ができます。 そのときに引くカードに、まだ決まっていない運命の「今後」を問いかけるんです。 神秘的でしょう?ここが占いの「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言われるところですね。 実はこれがまた楽しいんですが。(笑) |
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伊藤 | 面白いですね。 |
新堂 | そう。占いは楽しいものなんです。あまり怖がらなく大丈夫ですよ。 相談者の方と一緒に「未来を覗く」んです。 そして、このタロットカードを使って今後を問いかける、最大のポイントは、 その瞬間にでた「タロットカードを信じる」ということなんです。 |
伊藤 | タロットカードを信じる? |
新堂 | もちろんタロットカードの予見がはずれることもあります。 それでも、そのときにでたタロットカードを信じるんです。疑ってはいけないんです。 信じてあげるから、タロットカードも答えようとしてくれます。人間同士でも同じでしょ? |
伊藤 | そうですね、確かに。 ちなみに、カードを選ぶときはどんな感じなんですか?直感で選ぶんですか? |
新堂 | そうです、インスピレーションですね。 ちなみに直感を磨く一番いい方法は「初めに思ったことを疑わない事」です。 |
伊藤 | なるほど、なんか深いですね。 でも新堂さんを見ていると、そうなのかもと思えてきます。 私も直感を疑わないようにして、勘を磨きたいです。 ちなみに、初めに来たときも思ったんですがお部屋もいい感じですね。 |
新堂 | ありがとうございます。そういっていただけると嬉しいです。 部屋の中を作るのが好きなんです~。 こちらに額装しているのは「ダリのタロットカード」なんですよ。 シュールレアリズムのサルバトール・ダリがタロットカードを作っていたんですよ。 すごいでしょ? |
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伊藤 | ダリってあのダリですよね!? このタロットカードはそうなんですか? |
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新堂 | 普通は画家の方のタロットやトランプは、過去その画家が描いた絵をただ枚数に あわせてただ載せているものが多いんですが、 このダリのタロットカードは、ダリ自身が意味を考慮して一枚一枚描いているんですよ。 |
伊藤 | すごい・・・ |
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新堂 | 中には騙し絵のようになっているものや、ひげの生えた女性がでてくるものなど、 結構かわいい、いたずらを仕掛けているんです。感動的でしょ。 |
伊藤 | 本当だ(笑) このカード、これはダリ本人ですよね?(笑) |
新堂 | そうですね、多分これはダリ本人ですね。(笑) こちらのスエードの箱に入っていました。 普通のタロットカードより大きめで縁には金の装飾がしてあります。 もちろん原画ではないですが、とても高価なタロットカードです。 |
伊藤 | しっかりした箱ですね。 |
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新堂 | 初めはコレクションとして大事に持っていたんですが、 とっても素敵なので専門店に持っていって額装してもらって飾ることにしました。 来られる方も喜んで見てくれるので、やはり棚にしまっておくよりも、飾ってよかったです。 |
伊藤 | そうですね。素敵です! ちなみに鑑定のときにお使いのカードは、どんなカードですか? |
新堂 | いつも使っているタロットカードはこちら、 「カサノヴァタロット」と「カモワンタロット」です。 |
伊藤 | わお!こちらのカードはエロティックですね。 |
新堂 | ああ、カサノヴァタロットですね。 こちらは恋に生きたジャコモ・カサノヴァがモチーフになっています。 イタリアのタロットカードなんですが、絵が日本の漫画っぽくて面白いでしょ? こちらは登場人物の表情がすごく豊かなので、恋愛のことを占う時に使っています。 |
伊藤 | すごい絵・・・でも確かに漫画っぽいですね。 |
新堂 | 本心を隠しているときは、こんな感じに仮面をつけたカードが出てきたりします。 このカードを見たときに、これだ!とすぐに気に入ってずっと使っています。 |
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伊藤 | (カードを手にとって)わあ、なんだか貫禄があるというか、重い感じがする。 |
新堂 | 長く使っていますからね。 (違うほうを指差して)こちらはカモワンタロットです。 |
新堂 | このタロットは歴史が古いです。 でたカードの視線を追って、今後のメッセージを受け取ります。 こっちは、仕事や人間関係を見るときに使います。 |
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伊藤 | すごいですね。 あれ?こちらもタロットカードですか? |
新堂 | それは、タロットカードではなくオラクルカードです。 それは「マーメイド&ドルフィン」をモチーフにしたカードです。 メッセージを得たいときに使います。お告げ的なメッセージですね。 |
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伊藤 | 綺麗な絵ですね。なんだか癒されますね。 ありがとうございます。 |
新堂 | ありがとうございます。お疲れ様でした。 普段占い師と話をすることはあまりないと思うのですが、今日はどうでしたか? |
伊藤 | 占い師ってちょっと怖い不思議な人を想像していましたが、新堂さんは全然そういう感じではないですね。 でも癒しオーラがすごいというか、今もお話していてすごく楽しいです! 確かに「楽しかった」「面白かった」という感想を言われる方が多いのがわかります。 なにより新堂さんが楽しそうでした。(笑) 今回は興味津々でいろいろ質問攻めにしてしまって、すいません。 私何か失礼なこと言ってなかったでしょうか・・・?(笑) 今度ぜひ予約させていただきますので、次回はじっくり占ってください! |